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クラウドの使い分け方法 [IT関連]
うまく使うと、これほど便利なものはないんです。
あとは、サービスによって、特徴がありますから、それを使い分けられると良いですよ。
セキュリティが心配という声も聞きますが、パソコンやUSBメモリーを盗まれたり、紛失したりすることと比べれば、ぜんぜん安全だと思います。
特に大手のサービスは、わりとちゃんとしたセキュリティがサーバー側でかけられていますから。
あとは、本当に大事なデータは、入れなきゃいいんです。そんなデータは、ほとんどないんですが、住所録なんかは、別途、暗号化するようにしています。
さて、じゃあ、どのクラウドサービスを使ったらいいかということなのですが、ほんの一例として、私の使い方を紹介します。
試しで使っているサービスは除くと常用しているのは、次のサービスです。
１．ドロップボックス（メモや作業ファイル）
２．Ｅｖｅｒｎｏｔｅ（文書編集や資料の整理）
３．YouTube（動画）
４．Pogoplug Cloud（バックアップ）
クラウドに入れておけば、どこからでもアクセスできますし、万が一、ローカルのハードディスクが壊れても大丈夫。
それぞれのサービスの特徴をうまく利用すれば、低コストで非常に便利なデジタル環境を整えることができます。
１．ドロップボックス
なんといっても同期がすぐに始まるところがいい。
メモの書き込み・編集とか、現在編集中の文書ファイル、よく見る資料データなど、いわゆる作業ファイルの「作業場」として使っています。
Evernoteもいいのですが、アプリでの同期が最短で15分もしくは手動なので、書きかけの文書を外で続きを書こうとしたら、同期してなかったということが多々あり、結局、リアルタイム編集にむいたドロップボックスを作業場として使っています。
もうひとつ、作業場として優れているのは、過去の変更履歴をある程度、保持してくれていることです。
たまに、大幅に書き間違えてしまった、とか、ファイルを間違えて消してしまったとか、パワーポイントなどのファイルが壊れてしまったということが起きるのですが、ドロップボックスを使っていたら、その変更前のファイルに戻すことができるので、それで、あわてることがなくなりました。
無料だと容量が少ないのが欠点ですが、作業中のファイルは、それほど多くないので、特に問題なく使えています。
２．Evernote
このサービスは、整理整頓にむいています。
フォルダーとタグが使える上に、強力な検索機能、特に画像の文字なんかも検索対象に入ります。
作業の終わったファイルの保存場所でもあり、気になったホームページの保存場所、その他、長期的に調べていることなどを整理する場所として使っています。
このサービスは、有料サービスにすると、いろいろと使える機能や、アップロードできる容量が格段に増えるので、こちらは有料サービスで使っています。
スマホやタブレットのアプリも良くできていて、自分の保管している情報にアクセスするものとしては、これが1番、良くできているかな。
それに、普通のブラウザからもアクセスできて、それがわりと良くできてるので、外出先のパソコンを使っていても、けっこう作業ができます。
３．YouTube
動画は、可能な限りYouTubeにUPしておくようにしています。
公開や限定公開、自分だけが見られる設定などもできるので、動画をクラウドに置いておく場所としては優れています。
１５分制限なども、しばらく使っていると解除されるので、使えば使うほど便利なサービスで、おまけに無料です。
広告も出せるので、ひょっとしたらプラスになるかも・・・
４．Pogoplug Cloud
このサービスの最大の特徴は、月額500円もしくは年間５０００円で容量無制限なところ。バックアップに向いています。
他のクラウドサービスを使うことによって、多くの大切なファイルは、クラウド上に保管されているので、パソコンが壊れてしまっても、特に問題なく復旧できるようになっているのですが、それでも、そこに入りきらない、その他のファイルというのがあります。特に動画ファイルなどは、YouTubeに上げてしまうと、変換されてしまうので、後で編集するときには、元ファイルが存在する方が便利です。
ほとんど使うことがない可能性もありますが、何かの拍子に使いたくなることがあることも事実。
そういう、なんでもかんでものバックアップとして、これまでは外付けのハードディスクをバックアップ用として使っていました。
それも、そのハードディスクが壊れることを考えて、２台同時使用で。
このサービスは、その一台をクラウドに置き換える形で使っています。
クラウドサービスは、アップロード、ダウンロードにインターネットを介するので、大容量のデータをリアルタイムでやりとりするには向いていないのですが、バックアップに関しては、保険ですので、ゆっくりでもバックグラウンドでのんびりやってもらえば問題ありません。
また、バックアップをクラウドにすることによって、どこからでも、全データにアクセスできる可能性を持つというのは、素晴らしいことじゃないかと思います。
パソコンのデータやiPhone、iPadなどの写真・画像データは、バックグラウンドで、どんどん、ここにバックアップしています。
ただ、アップロードにものすごく時間がかかるので、何テラも保存できるというわけではありません。なくなってもいいんだけど、なんとなくとっておいているデータなんかは、ハードディスクに残しておいても良いですし。
今のところ、このサービスひとつを使っておけば大丈夫というよりは、複数のサービスを、それぞれの特徴をうまく活かして、並行的に利用する方が良いように思います。
また、そうすることによって、大事なファイルほど、いろいろなところに分散されるということが自然と起きますので、何かあったときに致命傷にならないという災害時対応としてもいいのではないかと。
今回は、おおざっぱに全体としての使い方を書いてみましたが、それぞれのサービスの細かな使い方なんかも機会があったら書いてみたいと思います。
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